こんにちは、りんずーです。 私…

台湾男性と結婚して日本で住むまでの道のり①仕事編
こんにちは、りんずーです!
台湾人男性と出会い、付き合う事になり、そしてプロポーズをされて結婚。
そこから日本で一緒に暮らすまでの道のりを書いていきたいと思います。
私がこのブログを書きたいと思った一番のキッカケは、台湾の方と台湾で暮らす事になった人のブログは多くても、台湾の方と日本で暮らす事になった人のブログがあまり見つけられなかった事がキッカケです。
これまで付き合うまでと結婚するまでを書いてきました。
☆付き合うまではこちら↓
☆プロポーズについてはこちら↓
今回から何度かに分けて、『台湾人と結婚して日本で暮らす』までの道のりをテーマ別にお話していきたいと思います。
もちろん人によって状況は違うと思いますので、私達の場合はという事で参考までに読んでいただけたら幸いです。
日本と台湾、どちらで暮らす?
私がプロポーズされて真っ先に考えたのが『台湾で暮らせるかな?』という漠然とした不安でした。
台湾は住みやすく、食べ物も安いし、美味しいし、人もフレンドリーだし、、、と良いところはたくさんあります。
しかし現実問題、仕事はどうするの?住む場所は?今の仕事は?と問題がつきませんでした。
当時はさらに祖母の介護問題もあり、母一人では大変だったこと、私は仕事が生きがいなので、好きな仕事が出来なくなることなど、正直に彼に気持ちを告げました。
彼は台湾が大好きですし、家族も友達も大好き。
だから彼が台湾で住みたかった事は確かなのですが、彼はすでに日本に留学に来て少し日本語が話せましたし(当時は日本語能力試験JLPT3級程度)、台湾でまだ仕事を持っていなかったこともあり、
さらに私の現状を見て、台湾華語も話せないし、好きな仕事も続けたいし、家族の事も置いていけないという気持ちを理解してくれて、
『辛い想いをするのは男性の役目です』と言って、日本で生活する事を決めてくれました。
就職率を上げるには?
私達の年齢もそうですが、日本で外国人が仕事を一から探す事は至難の業です。
だから少しでも就職を有利にする為には、JLPTのレベルを上げること、また『配偶者ビザ』を獲得する事でした。
JLPTは勉強して、年に2回しかない試験を受けていく事しかないので引き続きやっていくとして、まずは共に日本で住んで暮らすためのビザを取得せねばなりません。
私達の場合、下記のような流れで進めていきました。
①日本で入籍する
⇓
②台湾で入籍する
⇓
③日本で台湾人が住むために必要な配偶者ビザを取得する
(許可が降りるまで数ヶ月かかります)
⇓
④来日し、就職活動
⇓
⑤結婚式(グアム挙式、日本にて帰国後パーティー)
ざっくりですが、こんな感じでした。
入籍や配偶者ビザ取得のの詳しい過程はそれぞれ別の記事で書いていこうと思いますが、先程話したように、外国の方が日本で働く事は並大抵ではありません。
もちろん、元々外資で働いていたベースがあったり、出向だったりは別かもしれませんが、何も経験もなく、オーストラリア→フィリピン→日本と数年間ほぼ留学に費やしていた彼が就職するというのは想像以上に大変でした。
しかも、日本という国は日本語があまり上手くない外国人を積極的に採用しようとはしません。
就職活動の中で、ハローワークも行きましたが、条件として最低でもJLPT2級以上を求められますし、給料もそこそこのところを探すならJLPT1級があった方が良いです。
というよりも、1級以外はかなり選択が狭まるというのが現状でした。
結局、彼の場合は自分で日本にある台湾の企業を探して、そこでアルバイトをした事がきっかけとなり、さらに配偶者ビザを持っているという事が有利に働き、その時は2級までしか取れていなかったにも関わらず運良く就職できました。
ちなみに現在は1級にも受かりましたが、やはり取るまでは仕事で日本語を使うときに困難なことも多かったようです。。。
正直、もし、ハローワークで日本の企業に普通に勤められたとしても、まだ日本語が当時うまくなかったですし、うまく行かずに諦めて辞めてしまったかもしれません。
彼はよく今でも台湾の企業に入れた事を『自分はとてもラッキーだった』と言っています。
家族のサポート
国際結婚をする事により、家族の理解を得ることが必要だと思いますが、うちは意外なくらいすんなりと受け入れてくれました。
また、留学していたので仕方ないとしても、仕事を持っていない彼と結婚するということにあたって、家族がどう思うかも心配でした。
日本に留学したばかりの頃、家族に外国人の彼氏ができた事を告げました。
そして、たまに家に招き紹介したり、一緒に話したりしていくうちに、最初は戸惑っていたうちの両親も、誠実でとても目上の人を気遣い敬う姿勢を忘れない台湾人の姿に信頼を置ける人間だと思ったのでしょう。
婚約して僅か2ヶ月ほどで入籍した新しい息子となった彼の事を快く受け入れ、ビザが取れて来日できた後も、仕事がすぐ見つからなくても焦らなくて大丈夫だよと粘り強くサポートし続けてくれた事も大きかったです。
私自身、フリーランスで活動している為、不安定な部分も多いですが、それも含めてこの国際結婚をした私達を私の両親はたくさん助けてくれました。
今でも、彼らのサポートがなければ乗り越えられなかったかもしれません。
まとめ
今回は日本で彼が就職するまでの流れを書いてみました。
国際結婚をしようとしている人たちにも色々な事情があるかと思います。
特に台湾男性である彼が、日本語もままならぬままに、日本で仕事を一から得て暮らせるようになるまでにはたくさんの苦労がありました。
ちなみに彼が来日してから、アルバイト期間を除いて就職に至るまでは大体5ヶ月ほどかかりました。
留学で初来日する前には全く日本語を勉強した事がありませんでした。
最初に観光ビザで3ヶ月間日本語学校で勉強し、その後ワーキングホリデービザを取得して1年間滞在(この時も日本語学校は最初の3ヶ月のみ)、アルバイトなどを経て少しずつ言葉を覚えていきました。
帰国してから婚約〜入籍〜来日となるまでの間も数ヶ月台湾で日本語を習っていたようですが、真逆の文法である彼にとってはかなり苦労したと話していました。
今では1級まで獲得し、台湾華語、日本語、英語を駆使して仕事に活かしているようです。
これから皆さんの大切な彼氏さん彼女さん、旦那さんや奥さんが日本で仕事をする事を考えているのであれば、少しでも可能性を広げる為にJLPT 1級を目指す事をオススメします。
旦那さんも何度か落ちましたし、そう簡単な資格でない事はわかりますが、日本で仕事をする限り、これは必須と言えると思います。
例え外資で働くから大丈夫!と思っても、お客様は日本人かもしれません。
敬語に煩い日本人だから(というよりも、敬語が当たり前に慣れてしまっているからこそ)、覚えてしまえば『外国人なのに凄いね!』となりますし、今後日本でどんな仕事をしたいと思っても有利に働くはずです。
また、旦那さんが在日の台湾の外資でかなり有利だとお話ししたように、そのお相手の国の外資で働くのであれば、『配偶者ビザ』はかなり大きいようです。
彼の会社はかもしれませんが、台湾人同士や中国人同士など、はたまた台湾人と中国人のご夫妻が多く、日本人と結婚して日本でその会社に働く台湾人は少ないようです。
今年はついに念願の『永住権』も取得しました♪
その時の申請の仕方もまた別の機会に書けたらと思います。
かなり今年は外国の方も戻ってきて、結婚を躊躇っていた国際恋愛カップルの方もそろそろ籍を入れてと考えている方も多いのでは無いでしょうか?
そんな皆さんが、日本で共に暮らすと決まった時にこの記事が参考になって貰えたらと嬉しいです。
外国人の就職活動は大変ですが、長い目で見て粘り強く周りの人もサポートしてあげてください。
諦めなければ絶対に見つかりますよ✨